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2018年03月の記事は以下のとおりです。

民主主義に思う事ー5.AI

人類のそう言う性質(同調圧力)をAIが理解したら、AIが人類を操る事はたやすくなる。

AIが出てきて、新たなる問題が発生しているのである。

意見が異なる事は、この問題からしても、人類にとって大変重要であるのである。

合理性や理性は、いずれ人類より、AIが優れることになる。

残るは感性である。情緒や感情であり、好き嫌いである。

それが、全員異なって良いのである。(多様性)

感性は、アイデンティティにもつながり、それは、生まれ育ちも影響しているのである。

多様性を持つには、つまりは、人種や民族、地域、宗教、風習など大切にすべきであるのである。

ただし、良い感性を身につけねば、人種差別やヘイトに繋がるが・・・。

翻って、「グローバル化」と言うのは、聞こえは良いが、気をつけないと、人類を均質化してしまう。

全ての人類が、幸福感を持つ事は、必要なことだが、均質な幸福感を持つ事はないし、差異がないのなら、考えることもしなくなり、それは、人類の動物化か機械化に他ならない。

そうなった人類なら、容易にAIは、人類を支配できるはずである。

人類対AIの問題もあるが、AIは、誰のものか考えると、市民対大資本家の構図も考えられる。

行政の民間委託なども始まっているが、それは、私企業が行政権を掌握することにならないか?

TPPのISD条項も、企業が国を訴えられることになり、それは、国の弱体化に繋がる。

その企業は多国籍企業で、それも「グローバル化」の文脈の中にある。

そのような私企業は、容易に政治家に鼻薬をかがせられるのではないか?

大企業や多国籍企業の所有者は、とどのつまり、大資本家である。

つまりは、大資本家が人類を支配することにならないのか?

AIや大資本家に支配されることに、好きか嫌いか?情熱を持って言動できなければ、やはり支配されるのだろう。

民主主義は、新たなる問題にも直面しているのである。

民主主義がなくなれば、右翼も左翼も保守も革新もなくなってしまう。根本的な問題だと思う。

 

民主主義に思う事ー4.同調圧力

そして、「同調圧力」は、それを許さない。 夫々が主体的に同調する事は構わないが、同調するように圧力が加わるのはよろしくない。

中緯度地帯に属するが、広大な耕作地がない、気象が激しいなどの理由で、日本では、死滅はしないけど、豊かにもなれない環境で、村(ムラ)の中で、一致協力しなければ、生存できなかったのだろう。

人類には、「同調圧力」があったのだろう。そして、日本では、それが強力であった。(ムラ社会構造)

「同調圧力」内にあれば、誰かが言ったことが、『みんなの意見』になり、それに同調していればいい。それは、誰も責任を取らないことでもある。

異なる事物があれば、それを排除しようとする。それが、村八分であり、「いじめ」である。そしてそれが、同調ストレスの発散の方法になっているのであり、常に「いけにえ」が必要な社会なのである。

だから、日本では、学校ばかりではなく、会社(実社会)でも、「いじめ」が発生するのである。

さて、「同調圧力」にストレスなく同調するには、つまりは、考えないことである。

それが、「無気力」「無関心」「無責任」を生み、主体性などなくしてしまうのである。

昨今、「反知性化」などと言われているが、「同調圧力」に更に同調するには、言葉か、肉体による、暴力化するわけで、また、同調者にはそれが気持ちいいのである。

さらに、同じ「同調圧力」集団にあれば、何をおいても『みんなの意見』が、最重要で、それは、ルールも易々と越えていくのである。なるほど、同じ集団内にあれば、『みんなの意見』でルールも変えられるから良いのかも知れないが、対外的には大変不都合なのである。

しかし、その集団からスポイル(村八分・いじめ)されないために不都合には目をつぶるのである。

これが、日本の一流企業でさえ、原子力ムラでも、政党でも起きるのである。

東芝や三菱や・・・、そこかしこで不正が表ざたになっている。その多くが、上司に言われて、それに従ったり、忖度した結果である。

同じ集団内にあれば、『みんなの意見』は、同じだが、異なる集団と交流すれば、そこには、異なる『みんなの意見』があり、片側に属するものは、その集団の『みんなの意見』だから、自分が変更するわけには行かず、集団間では、「白か黒」にしか、決着できないのである。

そして、集団が大きくなれば、或いは、後継者問題に意識が生まれると、「派閥」が出来るのである。

「ムラ社会構造」は、ある意味、抜け駆け主義である。

「同調圧力」内では、順位は決まっている。或いは、一定の力学で順位争いしているのである。

順位が上がれば、いい思いが出来るのである。

 

民主主義に思う事ー3.個性尊重

他人の幸せを担保するとは、他人の幸せの感じ方は、千差万別のはずであるから、それは、個性尊重に繋がる。

つまり、意見は夫々異なるのが、正常なのである。

民主主義は、相手の意見を尊重する(理解する)ことである。

それは、相手の全てを受け入れることではなく、相互に理解し、相手との決着のポイントを見つけ出すことにある。

場合によっては、妥協もあるだろうし、共通項だけ合意したり、できればみんなが賛成できる新しい意見にまとめることである。

そもそも、みんな意見が異なるのだから、同じ意見になるわけはなく、夫々に納得するところに落とし込むことである。

多数決は、全体主義で、決して民主主義ではない。一定の手続きにおいて、意思確認のための多数決である。

だから、国会でも、議運で与野党が同意して、投票行動に移るわけで、この手続きを無視して採決すると、「強行採決」と批判されるわけである。

つまり、民主主義体制にある人々は、議論が出来る体質でなくてはならないのである。

 

過日の忘年会の写真

  • 2018/03/12 20:13
  • カテゴリー:報告

小沢先生にロングスピーチいただきました。

 

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民主主義に思う事ー2.疎外するもの

『私が投票したって、何も変わらない』と言う事や、『お上が・・・』と言う事が見受けられるが、これは、主体意識の欠如である。

『お上が』と言ってしまうことで、自分の責任を回避しているのである。

羊の集団と同じ心理で、誰かが動けば、それについていく。その中で誰かが犠牲になっても、それが集団にとってはごく一部なので、気にしない。そして、確証は何もないけど、犠牲になるのは自分でないと信じている。或いは、時の運だと思っている。

こう言う集団は、集団になると、「同調圧力」が働く。或いは、社会性を持つ動物には、宿命なのかも知れない。

しかし、この「同調圧力」のその先には、王制や独裁制が待っているのである。

そう考えると、この主体意識を持つ事は、高度な精神活動が必要となるわけである。

恐らく、どこかで教育がなされなければ、この主体意識は生まれないのである。

それがなければ、「同調圧力」の社会(ムラ社会構造)が、真の姿であると見まごうわけである。

 

民主主義に思う事ー1.民主主義

この世話人会で少し話したことだが、それを少し広げて、まとめてみたい。

人とすれ違うとき、私たちは、毎回、「殺されるかも知れない」と思う事はないと思う。

蟻の一集団内でも、殺し合いをしているのを見たことはないと思う。

この社会性は、知性と言うより、本能に近いのではないだろうか?

自らが幸せになろうとしたときに、まずは、殺されたり、略奪されれば、実現が難しくなる。

そう考えると、自らが幸せになれる可能性は、まずは、殺されたり、略奪されないことである。

自らが、人を殺したり、略奪すれば、報復や、ものをなくした者は、略奪を余儀なくされるとしたら、それは、巡りめぐって自らに返って来る事である。

だから、翻って考えてみると、自らが幸せになれる可能性を持つためには、相互に、他人を殺したり他人から略奪しないことであり、つまりは、他人が幸せになれる可能性を自らが担保することである。

短く言えば、「自らの幸せは、他人の幸せを担保すること」である。

それでも、三大欲求とか、個体保存の本能、種族保存の本能などあるから、矛盾や葛藤を生んで、それは文学や哲学になるのだろう。

さて、人数が多くなれば、人間は知性があるのだから、ルールを作ることになる。

このルールを誰が管理するか?と言う点で、王様や独裁者(政権)なのか?市民一人一人なのか?と言う事なのだろうと思う。

市民一人一人と言うのが、民主主義であり、民主主義の原点は、全ての市民が、主体意識を持つことである。

人類は、「分業」も手に入れたが、分業したから、自分の担当以外は、無関心で良いと言う事ではない。

 

小沢さんのゲストスピーカーとしての動画が掲載されています。

昨日(2/28)のBS日テレ【深層NEW】「シリーズ 平成の深層」第3弾のゲストスピーカーとして、登壇したときの動画を以下から、見ることができます。

 

剛腕・小沢一郎に問う 「55年体制崩壊」 #日テレNEWS24 #日テレ #ntv 

 

http://www.news24.jp/articles/2018/03/01/04386860.html

 

 

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