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【世話人情報】 「日刊ゲンダイ」が「政権交代の主役鳩山・小沢はアメリカの陰謀で失脚」と報道

「日刊ゲンダイ」は「夕刊フジ」と並んで男性サラリーマン向けのタブロイド夕刊紙でこれまで朝日、読売、毎日などの全国紙からは格下のイエロー新聞だと軽蔑されてきましたが、ここにきて劇的な変化が生じています。

朝日、読売、毎日、産経などの全国紙が定期購読者を大幅に減らし日経と読売以外が赤字経営に陥り「夕刊フジ」が実売14万部と存亡の危機に陥って いる中、公称180万部の「日刊ゲンダイ」や「週刊朝日」や「週刊ポスト」や「サンデー毎日」がよく売れているのです。

理由として考えられるのは、全国紙や「夕刊フジ」や「週刊現代」や「文春」が余りにも権力よりの「大本営発表」報道を繰り返してきたことに対して、疑問や胡散臭さを感じてきた国民が増えてきたからなのです。

「日刊ゲンダイ」が「小泉竹中構造改革」や歴代の自公政権を一貫して批判し「タブーなき報道」をしてきたことがようやく評価されてきたからなのです。

特に2009年9月の鳩山・小沢民主党政権による政権交代を大手マスコミの中ではいち早く支持しその後の検察と大手マスコミによる

鳩山首相・小沢幹事長バッシングを批判して二人を擁護する論調に徹してきたことに多くの国民が共感したためでしょう。

「日刊ゲンダイ」は1月31日号で「日本はアメリカの植民地。菅首相はアメリカの手先。小沢氏はアメリカの陰謀で失脚した」と一面トップで米国批判をしたのです。

先週の写真週刊誌「フラッシュ」掲載の「小沢殺しは米国の謀略だった」の記事、今週の「文春」に上杉隆氏の「小沢一郎インタビュー」記事掲載、そして今回の「日刊ゲンダイ」の米国全面批判記事は「潮目」がはっきり変わってきたことを示しています。

大手マスコミの一角である夕刊紙や雑誌が正面切って米国と米国の手先としての菅民主党政権を批判し始めたのです。

内部告発サイト「ウィキリークス」が昨年2月のキャンベル国務次官補が韓国の外交当局者に話した内容を報告した米国務省公電を暴露したことも潮目の変化に大いに貢献しています。

公電には「鳩山・小沢民主党政権は反米的だ。岡田外相、菅財務相と直接コンタクトを取る」とキャンベル国務次官補が語った会談内容が書かれていた のです。

以下に「日刊ゲンダイ」1月31日号のトップ記事を転載しますのでお読みください。

▼ 日刊ゲンダイ1月31日一面記事「菅首相は米国の手先だ。小泉時代へ逆行。対米隷属管政権」

≪21世紀の今になってもまだアメリカの植民地のままでいる国は日本以外にどこにもないといわれている≫

≪対等な日米関係を主張した政権交代の主役鳩山・小沢がアメリカの陰謀で失脚し菅と岡田が日米基軸とアメリカに身を売って政権の座についた売国政権の薄汚れた正体≫

話題の「ウイキリークス」が暴いた米外交機密文書。これが日本国内で波紋を広げている。菅首相はなぜ急に米国ベッタリになったか。そのヒントが隠されているからだ。この機密文書は、米国のキャンベル国務次官補が昨年2月、韓国の外交当局者に対し、「(日本の)岡田克也外相と菅直人財務相と直接、話し 合う事の
重要性を指摘した」会談内容の公電だ。昨年2月と言えば、まだ鳩山内閣時代。それなのに、米国は、首相を指し終えて、岡田外相、菅財務相を交渉相手に名指ししたのである。

もともと、政権交代を成し遂げた鳩山首相、小沢幹事長が前理科に疎まれ、普天間基地問題をきっかけに退陣に追い込まれたのは公然の秘密だったが、それを米機密文書が裏付けたわけだ。「やっぱり、そうだったのか」と民主党関係者や外交関係者も納得し、話題になっているのである。

確かに、この視点に立てば、政権交代前夜からの流れがはっきり見えてくる。多くの陰謀のナゾも解けるのだ。

「アメリカのCIAが対日工作を続けているのは有名な話ですが、彼らが民主党に深く関与し始めたのは、小沢さんが代表となったころ(06年)でしょう。

翌年、民主党が参議院選挙に大勝し、政権交代が見えた頃には!これは危ない”となた。小沢さんや鳩山さんが、日米従属関係の見直しや東アジア共同体構想を打ち出していたからです。何をしたか。日本の検察を動かした。それくらい、彼らには朝飯前なのです」(政治評論家・本澤二郎氏)

小沢排除も米国への忠誠

それが西松建設事件や鳩山”個人献金”事件だが、国民の圧倒的支持で政権交代は実現された。鳩山首相は普天間の国外移転を言い出し、小沢幹事長は 国会議員140人以上を連れて訪中。アメリカはさらにカチンときたわけだ。民主党ゆさぶり工作は一気に強まり、小沢幹事長の土地取引疑惑、鳩山首相の普天 間問題へと進む。日本の大マスコミも一斉に小沢・鳩山つぶしに加担し、昨年6月、ついに2人の退陣表明となったのである。本澤二郎氏が続ける。

当時、菅財務相は普天間についても、小沢さんの事件についても口をつぐみ通していた。それは前原大臣などを通して、”次はあなたです。アメリカが 後ろ盾になりますから」といわれたからでしょう。そこさえ分かれば、菅首相がなぜ異常なまでに、小沢排除を続けているのか、鳩山政権時代の外交政策をすべて転換させ、日米基軸優先に戻ったのかもも理解できるのです。政権交代とは、戦後政治の古い支配体制をかえることだったのに、菅首相は自己保身のために、アメリカのポチだった小泉純一郎元首相以上にアメリカに従属してしまったのです」

キャンベル国務次官補の会談に関する公電が打たれた昨年2月の時点で、アメリカは小沢・鳩山切りと、菅・岡田への乗り換えを決めていた。以降4か月間、日本の大マスコミ報道と政治情勢は、アメリカが描いたシナリオ通りになっていった。まさに植民地そのものなのだ。

小沢一郎という政治家は、田中角栄の事件も見てきたから、こうしたアメリカの対日工作は全部わかっている。それでもせっかく実現させた民主党政権を壊したくないから、あからさまな反論は控えてきた。しかし、菅があまりにアメリカ、財界、官僚に手玉に取られ、消費税増税やTPPに突っ走り、民主党政権そのものを壊そうとしていることに我慢できなくなっているようだ。

最近の週刊文春のインタビューではこう語っている。「(TPP)は全くアメリカ自身の戦略です。何の対応もなしに、アメリカの言いなりにTPPを進める。そんな発想ではいけません。(アメリカも中国も)腹の中では日本のことをバカにしきっていて、相手にしていないことです。なぜなら、日本は揉み手をして相手の言う事を聞いているだけで自己主張せず、戦略もないからです」

菅への痛烈な警告ある。だが、馬の耳に・・・のスッカラ菅首相には右から左だろう。

「菅首相がアメリカの言いなりなのは、政権維持に自信もよりどころもないからです。それで、寄らば大樹の陰なのです。中国が強く出れば、さらに菅首相はアメリカ逃げ込む。だから前原外相などは、中国漁船衝突事件の対応など日中が対立するように、いろりお小賢しいことをやっているのです」

(神浦元彰氏)

アメリカに身を売る売国奴しかいない政権だ

だが、戦後65年もアメリカの植民地のままでいる国は、日本以外にない。英国だって、イラク戦争に協力した前首相ブレアを吊し上げているほどだし、アメリカの裏庭だったチ南米は、ほとんど反米になったり、居類をおいて独立に走っている。エジプトも民衆決起で、いつ親米政権が転覆するかわからない

ご時世なのに、日本は、自分たちで選んだ政権交代をアメリカの意のままにつぶしても矛盾を感じない。元外交官で評論家の天木直人氏が言う。

「エジプトがひっくり返れば、中東情勢は一変します。それが流れなのに、日本の大手メディアはまだ米国発の情報ばかり流している。今や韓国にしたって、中国に大接近しているのに、日本では報道されない。アメリカ言いなりの管政権と大手メディアによって、日本は韓国と競わされ、中国と敵対して、アメリカを頼るしかない孤立化へコントロールされのです。果たして、それが日本人の幸せになるのか。植民地のままでいいのか。いずれ沖縄のような環境になることを早く気付くべきなのです」

エジプト政変、中東激変に米軍が介入するようになれば、小泉政治の猿真似の菅は「自衛隊を出します」くらいな事を言い出しかねない。

景気だけでなく、この国の沈没が迫っているのだ。

(終わり)

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鈴木 祥市 Eメール 2011年02月03日(木)16時32分

故田中角栄元総理も、日本が独立できるようにウラン鉱開発や燃料資源外交を米国外しで開始して、長年米国を支配してきた米国東部WASP軍団に西部新興成金軍団に支援されたニクソン大統領共々謀略にかかり検察により排除された。日本では第二次大戦終了してから66年を経て親子三代を過ぎようとしているのに、未だに真の日本人としての存在像を示せないでいる日本の無能な政治家や間の抜けた文化人と称する者たちに、決して迎合してはいけない。小沢一郎という政治家の個の存在を脅かす外力に対しては、法と信念に基づいて正々堂々と戦うべきである。人間は生まれてくるときも独りなら死ぬる時も独りである。人の評価は倒れて後にも正当に評価を受けるだろう。故田中角栄元総理のように余りにも多数の者を抱え込み身動きを取れなくなることが無いよう祈るが、取捨選択の時に理念と信念に重きを置き、情に引きずられないよう願う。
政治家ならば「絶対多数の絶対幸福」より「最大多数の最大幸福」を目指すべきだ。ただしそれが本当に絶対に幸福かどうかを確かめることが必要なのだと思う。