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【世話人情報】 昨日の「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」結成集会は大成功でした

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昨日水曜日(2月9日)午後4時から永田町の憲政記念館大講堂で「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」の結成集会が開催され全国から550名の方々が参集され立ち見を余儀なされた方が出たほど盛況でした。

北海道や九州や関西から遠路はるばるこの集会に参加された方々に感謝申し上げます。

集会の模様は以下のフリージャーナリス岩上安身氏の
Ustreamチャンネルで見れますので是非ご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/12564703

追記

集会終了後に岩上安身氏が行った「ぶら下がりインタビュー」が見れます。

森ゆうこ議員、平野貞夫代表、二見伸明さん、小沢遼子さん、伊東章世話人代表

http://iwakamiyasumi.com/archives/6593

今回の集会に民主党の国会議員40名(代理出席を含む)が参加されたことは今までにない画期的なことでした。

米国支配層、自民党清和会、検察、検察審査会、裁判所、大手マスコミが一体となって小沢一郎元代表の抹殺狙った一連の政治謀略の真相を知った多く の国会議員がついに行動を開始したのです。

菅政権が強行する対米完全従属のファシズム的な政権運営に危機感を募らせる民主党国会議員が菅執行部からの弾圧を覚悟して公然と姿を現して市民と 合流したのです。

呼びかけ人の伊東章「小沢一朗銀を支援する会」世話人代表は「昨年5月以来小さな運動を展開してきたが本日40名の国会議員が参加 され我々市民と合流ができたことは感無量です。今後この運動をさらに拡大する必要がある」と訴えられました。

続いて呼びかけ人の平野貞夫「日本・一新の会代表」は「小沢一郎元代表に対する検察・マスコミ・検察審査会・裁判所による一連の攻撃は日本の議会 制民主主義を根本から破壊するファシズムである。この戦いに勝利しなければ死ぬにも死にきれない」と力強く宣言されました。

呼びかけ人の森ゆうこ参院議員氏は精力的な検察審査会追求の成果をまとめた資料に沿って「検察審査会は司法にも行政にも属さない足のない幽霊組織で憲法違反。担当検事が出席していない可能性のある二回目の議決は検察審査会法違反であり指定弁護士による小沢氏の起訴自体が無効」と明快な結論を話されました。

飛び入り参加の評論家副島隆彦氏は「60年安保闘争は50万人が国会を取り囲んだ。今こそ国会議員と市民が連帯し100万人規模のデモを 組織して反撃しなければならない」と発言され満場の拍手を受けられました。

以下に満場一致で採択されました「決議文」を転載します。

また集会写真を5枚添付にてお送りしますのでよろしくご参照ください。

「決 議 文」

 検察審査会の二度にわたる起訴相当議決に基き、指定弁護士三名は、本年一月三一日小沢一郎議員を東京地方裁判所に提訴した。

陸山会の土地購入に関する虚偽記載が政治資金規正法に違反し、それにつき小沢一郎議員が秘書と共謀した、というのが提訴内容である。

 しかしながら、陸山会の政治資金問題については、既に検察特捜部の長期にわたる大規模な捜査によっても犯罪事実の存在しないことが明確 になっており、この問題はすでに終っていることである。

しかるに、検察特捜部の意を受けた東京第五検察審査会はその構成も、議決手続も全く明らかにしないまま、二度の起訴相当議決を創り上げ、これを鵜呑みにした東京地方裁判所によって指定された三名の弁護士が違法の疑いのある提訴をしたものである。

我々は、昨年の春以来、小沢一郎議員に対する検察とマスメディアの攻撃が、日本の議会制民主主義に対する挑戦であるとの認識の下に、様々の活動を展開してきた。

その中で明らかになったことは、検察審査会が、検察のチェック機関ではなく、その別働隊であること、裁判所、弁護士会も、それを補完す る役割を果している、ということである。

今や、小沢一郎議員の政治生命を抹殺するために、検察、検察審査会、裁判所、弁護士会などの司法関係機関と、官僚、マスメディアが一体 となっており、その上に民主党政権と国会が、これを後押しするという日本の歴史上類を見ない危険な状況が現出している。

現在、民主党執行部が行おうとしている小沢一郎議員に対する処分は、議会制民主政治の否定である。

これは明らかなファシズムの現出と言うべきである。

それにも拘わらず、現在のこのような日本の政治上の危機的状況に対する政党及び国会議員の認識は、極めて不十分なものと考えざるを得ない。

我々は小沢一郎議員に対する現在の国家的弾圧を、単に小沢一郎議員個人に対する攻撃と考えてはならない。それは、即ち、日本の議会制民主主義、ひいてはそれによって恩恵を受ける我々国民すべてに対する攻撃でもある。

この趣旨に沿って、我々は日本の政治に責任を負うすべての政党 が、検察審査会にかけられているあらゆる疑惑を明らかにし、その不当な運営を止めさせるとともに、憲法違反の疑いが濃厚な検察審査会制度を、真に民主的な制度に改編するための作業に直ちに着手することを要求するものである。

それとともに、我々は本日、全国の市民と国会議員が連帯して検察審査会の疑惑を解明する中で、わが国に真の議会制民主主義を確立するため の国民的運動を展開することをここに宣言する。

平成二三年二月九日

「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」

(転載終わり)

コメント一覧

KAD 2011年02月13日(日)21時52分

当日の動画を岩上安身さんが下記にアップされました。その最後に、終了直後に録られた、森ゆうこ議員、平野貞夫さん、二見伸明さん、小沢遼子さんそして伊東章世話人代表の‘ぶら下がり取材’付いています。必見物です。
http://bit.ly/gTRxkY

s 2011年02月15日(火)12時25分

もし、検察審査会の権限強化に反対していた議員ばかりなら筋が通っていますが、森ゆうこ議員は賛成していて、その上国会での議決を経て決まったことを、ごちゃごちゃ言うのは筋違い。単に自分たちの支持している小沢氏が起訴されたからと言って見苦しいにもほどがあります。自分の過去の言動が自分たちに帰ってきただけでしょ。

世話人山崎 2011年02月15日(火)14時24分

KADさん

ご指摘ありがとうございます。インタビュー映像を記事に追加しました。

sさん

「検察審査会」に起訴権限を与える「検察審査会法改正案」は「裁判員制度法」とだきあわせで国会に提案され「裁判員制度」の大議論に隠れてほとんど審議されることなく国会で承認された経緯があります。

起訴権限を持った「検察審査会」がこのような形で「第二の検察」として検察に悪用されるとは当時はだれも想像できなったのです。司法官僚の意図を誰も見抜けなかったのです。

こんな悪法は改正するしかないのです。

本来「検察審査会」は検察が本来起訴すべき事案を起訴しない場合に不服審査の申し立てを受けた「検察審査会」の市民11人が捜査資料を審査して2回の「起訴相当議決」した場合に検察官役の弁護士が裁判所に「公訴提起」する制度です。

小沢氏の場合、東京地検特捜部が「西松事件」と「陸山会事件」で小沢氏を逮捕・起訴すべく100人の検事と1年以上の機関と30億円以上の税金を使って強制捜査しても小沢氏を「受託収賄罪」で起訴出来なかった事案なのです。

小沢氏の事案は、検察がもともと起訴すべき事案を起訴しなかったのではなく、もともと起訴できない事案を是が非でも起訴しようとして強制捜査をしたが起訴できなかった事案なのです。

検察は自分で起訴出来なかったので「検察審査会」を使って小沢氏を「起訴」させたのです。

2010年2月5日に石川議員が起訴される直前、取り調べを担当していた東京地検特捜吉田副部長は石川議員に対し「今回は小沢を起訴出来なかったが検審で起訴してやる」と明言していたのです。

検察は「検察審査会」を「第二の検察」にするために国会を騙して「検察審査会法改正案」を通過させたのです。

このことを良く理解しないとあなたのような「自業自得」の論理で冷たく突き放すことになるのです。

検察と検察審査会と大手マスコミの暴走を容認することになるのです。