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【世話人情報】  孫正義社長の記者会見に行ってきました

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世話人の山崎です。

昨日金曜日(4月22日)午後8時より汐留のソフトバンク本社で「自由報道協会」開催の孫正義社長の記者会見に事前登録して参加してきました。

今回は記者だけでなく一般の人にも開放されましたが、これは孫社長の要望とともに我々が主催した4月16日の「小沢一郎氏とフツ―の市民座談会」が関係しているのかも知れません。

参加者は全部で60-70人位でした。

以下でUst映像が見れますのでご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/14195781#utm_campaigne=synclickback&source=http

今回の記者会見はいわゆる記者会見ではなく、孫さんが私財10億円をだして今年中に立ち上げる「自然エネルギー財団」設立の趣旨と彼が考える「政策転換の転換に向けて」を詳細に説明する講演会でした。

「エネルギー政策転換に向けて」は大手マスコミが伝えない情報を集めて孫さんがまとめた基本資料で大変良くできています。

孫正義氏が脱原発=自然エネルギーへの転換の大きな動きの中心になるのは間違いないでしょう。

問題は孫氏の提案を受け止めて実現できる政治家の選択を間違わないことです。

孫氏は大震災と福島原発大事故を目の前にして「無知はしょうがない。しかし一旦知って何ら動かないのは犯罪だ」と何回も繰り返されました。

孫さんの固い決意は、小沢一郎氏との座談会で私が感じた小沢氏の「相当の危機感」と「相当の覚悟」と全く同じものです。

▼ 質疑応答

説明の後に孫さんと会場との質疑応答の時間があり最後の方で私も「ブロガーの山崎です」と名乗って質問をしました。

Ust映像では1時間38分50秒のところから見れます。

「自由報道協会」のスタッフが「意見は良いから質問をしてください」と迫ってきましたので、どこまで伝わったかわかりませんが

私が言ったことは以下のことです。

①大震災と原発大事故の二つの国難に加えて菅首相が政権にしがみついていることこそ第三の国難である。

②孫さんの「エネルギー政策転換に向けて」の提言は菅首相に提案しても「いいとこどり」されるか無視されるかしかない。

③我々「ネットメデイアと主権在民の会」は先日「小沢一郎氏とフツ―の市民・座談会」を企画しUstで配信し10万以上のアクセスを獲得した。

④孫さんの提言こそ小沢一郎氏に提案すべきである。孫さんは小沢氏と連携すべきである。

これに対し孫氏は「政治に直接かかわることができませんがまあこうゆうことで頑張りましょう」とかなり当惑された様子で答えておられました。

私の印象としては小沢氏との連携の感触は良かったとい思います。

それにしても、日本の記者会見では自分の意見を言わないで質問だけする事に誰が決めたのでしょうか?

TVで石原慎太郎都知事の定例記者会見を見ていますと、質問する記者があたかも天皇に質問する時のように尊敬語を使って馬鹿丁寧に差し障りないことを聞いているのが当たり前になっています。

記者が自分の意見を言わずにあるいは隠して相手に短い質問し相手が答え、自分たちに都合の用用に編集して報道するという日本独特の「記者会見スタイル」はもう変えたほうがよいと思います。

(終わり)

コメント一覧

zoom 2011年04月24日(日)18時15分

>>記者会見では自分の意見を言わないで質問だけする事に誰が決めたのでしょうか?

会見、最後まで見ました。あなたの行動と意見表明、率直にいって、やはり敬意が足りなくて見苦しかった。④はいい案かもしれないけれど、誰かの記者会見という場は、自分の意見をガンガン主張する場では無いと思います。

2011年04月25日(月)10時50分

山崎さん

お気持ちはわかりますが、あの場は「支援する会」のような政治的場所ではなかったはずです。当然、海千山千の「敵」も多く存在していたはずです。
孫氏の貴重な決意表明に対して、こちら側の思惑である政局マターと「小沢氏」の件をストレートに取り上げたのは、少し短絡気味だったような気がします。

その記者会見他、これを機にいくらでも孫氏と接点が出てくるわけですから、もっと戦略的に用意周到な総合的なシナリオの上で提起していくべきではないでしょうか。

敵は全ての「原発シンジケート」であり「反小沢」のすべてなのですから。

兵六 Eメール 2011年04月25日(月)13時27分

小沢氏の件を持ち出したこと、KY至極であった。それから質問の態度、ポケットに手を突っこんだままで実に横柄。これで一般視聴者に対する小沢支持団体のイメージが悪くなったのではないか、小沢支持の気持ちが褪めたのではないか、とても心配である。

ニャン子太郎 Eメール 2011年04月25日(月)16時35分

私は孫社長の会見は素晴らしかったと思います。

従来の「原発依存は仕方がない」的な世論・空気が少しずつ社会に戻りつつあるように私は感じています。
だからこのタイミングで原発に依存しない新社会の構想を示すことが重要なのです。
新しいことなのだから理念・趣旨・思いを孫氏から多くを主張するのは当たり前のことです。

燃えやすく冷めやすい民意、従順な国民性、
絶大な特権階級(政・官・財・米)の利益を第一とし、その手先の大手メディアが完全支配する日本社会では原発問題など煙に巻き風化させることは容易いことなのです。

放射能の恐怖を安心感に変えるなどはこの国では子供だましで済みます。
CO2問題をことさら取り上げて環境ドキュメンタリー番組を徹底的に放映する。勿論CMは「プルト君」と「カッパ」です。
月一で大スポンサーのアレバ社(水面下で米仏による激しい原発利権争いが起きるでしょうが・・)による世界最高水準の原発技術を大特集。
仕上げに計画停電で電力不足を猛アピール。
それで世論の迷いもぱっと消えます。

食品の安全性や環境問題について敏感だった日本社会は事故後に寛容になった?

京都議定書?地球環境は一番大事ですよ・・原発はCO2を出しませんから。その為に多少危険でもクリーン(?)エネルギーの原発は必要なのです。

母乳から36ベクレル/L検出されてWHOの基準値1ベクレル/L(緊急時10ベクレル/L)以上でも暫定基準値100ベクレル/L以下だから大丈夫・・多分・・まぁ心配なら飲ませない方がいいかも・・自己判断してください。
年間被曝制限が平然と1mSvから20mSvに引き上げられても、
≪海≫にどれだけ汚染物質をたれ流しても、
テラレベルの放射能を放出していようが、
・・問題はありません・・多少は問題があったとしても今直ぐの話ではないですし、それに次はもっと安全な原発を作りますから。

決して本気で怒らない日本人?。
国会を、御用メディアを、東電を取り囲むこともない。
週末のデモ人数は桁が二つ三つも足りない。

今後は中国産食品の安全性に文句を言うのは止めましょうね。
どこかの国で放射性物質を海洋投棄しても黙っていましょう。
北朝鮮の核実験はあたたかく見守りましょうよ。
放射能を出すのはお互い様ですしね。

もう日本人に自然やら環境やらを言う資格はありませんから。

コメント書いてて腹がたつ、
無力な自分自身にも腹が立つ。
自分も含めてここまで日本人は腑抜けなのか?

誰も立たないから孫正義氏は一人立ち上がった。

フリージャーナリストの田中龍作氏のコメントをそのまま使えば、
≪既得権益を打破しようとすると政権、霞が関、記者クラブメディアが立ちはだかる。その繰り返しだった。だが原発は日本が吹き飛ぶほどの危険性を持つ。「子供たちのためにも日本を残さなければならない」とする孫氏に孤軍奮闘を強いてはならない。≫

私も国家権力に対し敢然と立ち向かう孫正義氏を心から応援したい。

WL1の風 2011年04月25日(月)16時50分

私は孫氏の話しを聞いていて涙が出てきた。
そして彼の生い立ちと腑抜けな日本民族に、再び涙が出た。

そして自らの過ちを思い出して、三度涙した。

なんとしても孫を正義を守ってやろう。