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「東京第五検察審査会」への抗議文・質問書

本日午前10時「小沢一郎議員を支援する会」は伊東章代表世話人を先頭に、ネットで呼びかけて参加された方々と世話人を合わせた総勢20名で東京地裁3Fにあります「東京第五検察審査会」に抗議文と質問書の提出をしました。

国民の間から「検察審査会」への疑問や批判がこれほどまでに多くなっているのにもかかわらず、前回同様こちらからの具体的な質問には「個別審査に関しては話せません」の一点張りで全く埒はあきませんでした。

主なやりとりは下記のとおりです。
対応は「東京検察審査会」長瀬事務局長と手嶋総務課長です。

1.伊東代表が新たな質問書(添付資料参照)を提出。11月15日までに前回のように電話ではなく文書による回答をするよう何度も念を押して要請。
※添付資料...ファイル 25-1.pdf

→手嶋総務課長の回答:それはわかりません。

2.今回フリージャーナリスト林克明氏が取材のために参加されましたが、取材写真を取ろうとしたところ事務局側は強行に拒否。

 →「写真撮影禁止」を繰り返すのみで写真撮影禁止の根拠は一切明かさず。

3.我々の質問:東京第一審査会事務局長と東京第五審査会事務局長にお会いしたいが会えるか?

 →東京第一審査会事務局長の長瀬氏が名乗り出たが名刺はくれず。東京第五審査会事務局長は伝田という人だが「席を外している」ために面会出来ず。

4.我々の質問:長瀬さんは一番奥の席に座っている。東京第一審査会事務局長とともに東京検察審査会全体を統括している事務局長ではないのですか?

 →長瀬事務局長しぶしぶ認める。「全体の事務局長ですが第五検察審査会に命令する立場ではない」と我々が聞いていない事をなぜか強調した。

5.我々の質問:長瀬さんと手嶋さんは検察からの出向ですか?

 →長瀬事務局長の答え:自分も手嶋健総務課長も裁判所出身で検察からの出向ではない。

7.我々の質問:検察審査会事務局の職員は検察からの出向ですか?

 →長瀬事務局長の答え:検察審査会の職員は全員裁判所の職員で検察からの出向者ではない。

8.我々の質問:ここの大部屋には3つの机をT字に並べたグループがいくつか配置されていますがこれは第1から第六までの検察審査会だと思われます。第五検察審会の場所はどこですか?

 →長瀬事務局長の答え:お答え出来ません。

9.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決をした11人の審査員の平均年齢が最初30.9歳、二回目33.91歳、三回目34.55歳と3回も訂正されました。計算間違いをした事務局員は誰ですか?
  
 →長瀬事務局長の答え:お答え出来ません。

10.我々の質問:20歳以上の日本人の平均年齢は54歳位です。平均年齢34.55歳のグループが出る確率は0.012くらいで現実には不可能です。検察審査会はわざと若い人を選んだのではないのですか?

 →長瀬事務局長の答え:お答え出来ません。

11.我々の質問:審査補助員の吉田弁護士が選任されたのが9月7日と言われていますが、正確な日にちはいつだったのですか?

 →手嶋総務課長の答え:そのような新聞報道が個別審査の案件ですのでお答え出来ません。

12.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決は9月14日になされたと言われていますが本当ですか?
 
 →手嶋総務課長の答え:そうです。

13.我々の質問:小沢氏起訴相当の第二回目議決が9月14日になされたが公表されたのが10月4日です。なぜ20日間も議決が伏せられていたのですか?

 →長瀬事務局長の答え:お答え出来ません。

このような長瀬事務局長と手嶋総務課長の「国民を完全にバカにした対応」に参加者全員怒り心頭でした。

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KAD 2010年10月29日(金)11時42分

《情報提供》
「現代ビジネス」の2010.10.29.付「永田町ディープスロート」に会計評論家・細野祐二氏が下記標題で寄稿されています。明解な解説なのでご一読をお勧め致します。
標題:東京第5検察審査会「小沢一郎起訴相当」決議を会計的に解析する  会計のプロの徹底分析
現代ビジネスURL : http://gendai.ismedia.jp