記事一覧

【事務局】 東京第五検察審査会が「検察審査委員の選定手続に警察からの個人情報をもとに行なっている」と仰天回答

「小沢一郎議員を支援する会」は10月25日に伊東章代表世話人を先頭に20名で東京地方裁判所3Fにある「東京第五検察審査会」に抗議文と質問 書を提出してきました。

その時の事務局責任者とのやり取りは「支援する会」や「一市民が斬る!」や「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」のブログ で詳しく報告されています。

提出した質問書に対する回答が11月16日午前中に東京検察審査会事務局手嶋総務課長より伊東章代表世話人あてに電話でなされました。

以下は伊東章代表世話人が手嶋総務課長の電話での回答をまとめたレポートです。

ここでとくに注目すべきことは「3、検察審査委員の選定手続については、警察からの個人情報をもとに行なっており、恣意的に選定することはない」と回答していることです。

警察からの個人情報には当然ながらその個人の思想傾向や政治活動や支持政党などの情報が入っており「この人物は不都合だ」と判断された人物はくじ引き前に外すことができるのです。

「恣意的に選定することはない」 のではなく「恣意的に選定している」のです。

手嶋課長のこの回答はまさに「驚愕の自白」です。

彼が事の重大性をわかっていないのは、東京検察審査会事務局が警察情報を使って審査委員候補の事前振り分けを日常的に行っておりそれが普通のことだからでしょう。

東京検察審査会は検察審査委員の選定における「中立性」を否定して「警察の個人情報を使った恣意的な選定」を自ら認めたのです。

■ 東京第五検察審査会からの「回答」 

「小沢一郎議員を支援する会」伊東章代表世話人作成 (11.24シンポジューム添付資料)

平成22年11月16日(火)午 前11時10分、東京検察審査会の手嶋課長から代表世話人伊東の事務所宛架電された。

本年10月25日に当会の代表外約20名によって提出された質問状に対 する回答ということであった。

その内容は以下のとおりである。

1、検察審査会には検察庁その他の 省庁からの出向職員はいない。

2、審査補助委員は、弁護士会から の推薦を受けて審査会で委嘱している(詳細については「二弁フロンティア(東京第二弁護士会の会報)」2009年5月号に掲載されているので、これを参考にされたい)。

3、検察審査委員の選定手続につい ては、警察からの個人情報をもとに行なっており、恣意的に選定することはない。

選挙管理委員会で、候補予定者をクジで選び名簿を作成する。

クジの方法はパソコンで行なう。

具体的な方法は、選挙管理委員会に お尋ね下さい。

検察審査会では、選管からきた候補 者の中から、欠格事由者を除外した上で、検審の事務局長がクジ引きで、審査員と補充員を選ぶ。

クジの方法はパソコンにデータを入 れて選ぶ。

4、それ以外の質問については、個 別事件情報であり、個人情報にかゝることと、会議非公開の原則(法26条)に基きお答えしかねる。

5、本件回答は、第五検察審査会会長から、私(手嶋)が電話によって回答して良い、との許可を得て電話した。

私(手嶋)は、第一検察審査会の総 務課長であるが、東京検察審査会に関する報道、広報関係についてはすべて私(手嶋)が担当している。

6、(前回の時と同様、必ず書面に よる回答をするよう要求しているのに、何故、書面による回答ができないのか、後に証拠を残すことになるから困るのか、との伊東の質問 に対して)

 一切返答は無く、無言。

 (それでは私があなたから聞き とったことを私なりにまとめて公に発表するが、それで了解するか、との質問に対して)「それで結構です」との回答。

(終わり)

コメント一覧

良心派 2010年11月20日(土)16時17分

「3、検察審査委員の選定手続につい ては、警察からの個人情報をもとに行なっており、恣意的に選定することはない」

これは酷い。法律家ではないので,法的にどういう問題があるのか,わからないが,<東京検察審査会の手嶋課長>を公の場で追及する必要がある。政治的には,「警察国家」という恐るべき実態が浮かび上がってきた。取り敢えず感想を。

町衆 Eメール 2010年11月20日(土)17時49分

以外にも私は驚きませんでした。具体的な方法はグジで選んだ審査員から警察情報に基づいてチェックして、対象者は除外するということになるのでは、ないでしょうか?確か、裁判員制度での裁判員の場合、暴力団関係者は外すのではなかったでしたっけ?恐らくは、同じような回答を検察審査会側は今後はしてくると予想されますが、ネット上で読んだのですが、検察審査会の経験者に暴力団関係者がいたはずです。ここは確認して、押さえて起きたいですね。一番のポイントは検察審査会法で、選定についてどうなっていたかですが、個人の思想上の点も(決して認めないはずですが)チェックされていると、考えられますね。

町衆 Eメール 2010年11月20日(土)17時58分

検察審査会法をみたのですが、暴力団関係者は除外はないですね。懲役又は禁固刑に処せられた人の(1年以上でよいのでしょうか)検察審査員にはなれない規定はありましたね。しかし、その情報なら裁判所からの情報を元にしないとおかしいですね。警察からの情報とはやはり何なのでしょうか?

吉田 Eメール 2010年11月21日(日)04時00分

下記のビデオを観て下さい。10分過ぎから3人の司法被害者から法務省、検察、裁判所の犯罪について重要な証言があります。裁判所、検察、法務省は一つ穴の狢の犯罪集団です。38分過ぎに大高さんと言う人について重要なインタビューがあります。その大高さんが11月2日口封じの為に丸の内警察に逮捕されました。何故?小沢裁判に影響するからです。大高氏について調査して下さい。大高氏の証言は小沢氏復権の触媒になるものと思います。尚大高氏は下記国本氏の公共問題市民委員会の会員です。       http://rakusen.exblog.jp/13493344/
国本氏のホームページ(公共問題市民委員会で検索)
300人以上の司法被害者がいるそうです。最高裁、検察、法務省、マスコミの悪党どもは年貢の納め時です。
検察審査会を追求するより最高裁に壊滅的な打撃を与えましょう。これが小沢氏復権への近道です。裁判所は既に焦っています。  公共問題市民調査委員会 吉田

非公開でお願いします。

吉田 Eメール 2010年11月21日(日)04時26分

再送信です。
アドレスを間違いました。http://www.ustream.tv/recorded/10387967
10分辺りから見て下さい。
裁判所の悪党どもが小沢事件の黒白をつけるなどとは笑わせてくれます。これを放置すると日本は崩壊してしまいます。