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新しい政局に直面して

【代表世話人・伊東 章】
 本年5月8日に、当会が結成され、各方面から多くの共感が寄せられてきました。
 そして、5月末には、民主党の国会議員全員に対して、当会の会報第1号が配布され、いよいよ会活動が本格化しようとしていた矢先の6月2日の朝、鳩山総理と小沢幹事長は揃って、突然の辞意を表明しました。
 普天間基地移設問題に関する迷走と、その後の曖昧決着が直接の理由と思われます。
 しかしながら、本質は、民主党政権誕生前後からの、政治資金をめぐる鳩山、小沢に対する、検察特捜部とマスメディアの執拗極まりない攻撃あるいは、普天間基地問題をめぐる、マスメディアの悪意に満ちた意図的な報道が、一定の成果を上げた結果と言わざるを得ません。
 マスメディアは、相も変らず、一方では小沢、鳩山叩きをしてその退任を画策しながら、いざ二人が退任するや、これを無責任呼ばわりするなど、やりたい放題の暴虐を尽くしています。
 又、小沢一郎前幹事長に対する検察審査会、地検特捜部の追及も、まだまだ予断を許さないものがあります。
 小沢一郎幹事長及び鳩山総理の辞任を阻止できなかったことは、まだまだ私達の力が弱かったことの結果であることを深く反省しなくてはなりません。
 結成大会での報告で述べたとおり、小沢一郎幹事長の力量によって民主党が平成21年の総選挙において歴史的な勝利を収めたこと、又、小沢一郎幹事長が揚げている国内政策、外交政策によって、民主党が国民から幅広い支持を集めていることも紛れのない事実です。
 しかるに、小沢一郎幹事長が幹事長職を退任したことによって、今後の民主党政権が、マニフェスト掲げた国民のための政策を間違いなく実現できるのか極めて不安定な要因を抱えることになりました。
 又、幹事長の要職を解かれたことによって、検察特捜部などの攻撃が再度激化することも予想されます。
 この意味で、この会が小沢一郎議員を支援することの重大性は、以前にも増して大きくなっていると思われます。
 このため、今回、当会は「小沢一郎幹事長を支援する会」から「小沢一郎議員を支援する会」に名称を変更し、引き続き小沢一郎議員の支援と日本の真の民主々義実現のために邁進したいと思います。
 会員の皆様におかれましては、今後も益々の御支援、御協力をお願い致します。