民主主義に思う事ー5.AI
- 2018/03/16 17:57
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人類のそう言う性質(同調圧力)をAIが理解したら、AIが人類を操る事はたやすくなる。
AIが出てきて、新たなる問題が発生しているのである。
意見が異なる事は、この問題からしても、人類にとって大変重要であるのである。
合理性や理性は、いずれ人類より、AIが優れることになる。
残るは感性である。情緒や感情であり、好き嫌いである。
それが、全員異なって良いのである。(多様性)
感性は、アイデンティティにもつながり、それは、生まれ育ちも影響しているのである。
多様性を持つには、つまりは、人種や民族、地域、宗教、風習など大切にすべきであるのである。
ただし、良い感性を身につけねば、人種差別やヘイトに繋がるが・・・。
翻って、「グローバル化」と言うのは、聞こえは良いが、気をつけないと、人類を均質化してしまう。
全ての人類が、幸福感を持つ事は、必要なことだが、均質な幸福感を持つ事はないし、差異がないのなら、考えることもしなくなり、それは、人類の動物化か機械化に他ならない。
そうなった人類なら、容易にAIは、人類を支配できるはずである。
人類対AIの問題もあるが、AIは、誰のものか考えると、市民対大資本家の構図も考えられる。
行政の民間委託なども始まっているが、それは、私企業が行政権を掌握することにならないか?
TPPのISD条項も、企業が国を訴えられることになり、それは、国の弱体化に繋がる。
その企業は多国籍企業で、それも「グローバル化」の文脈の中にある。
そのような私企業は、容易に政治家に鼻薬をかがせられるのではないか?
大企業や多国籍企業の所有者は、とどのつまり、大資本家である。
つまりは、大資本家が人類を支配することにならないのか?
AIや大資本家に支配されることに、好きか嫌いか?情熱を持って言動できなければ、やはり支配されるのだろう。
民主主義は、新たなる問題にも直面しているのである。
民主主義がなくなれば、右翼も左翼も保守も革新もなくなってしまう。根本的な問題だと思う。
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